チョコミントフェアから見る消費者心理
酷暑が続いておりますが、皆さんお元気でしょうか。
今年も続々とチョコミント製品が登場していますが、皆さんチェック済みでしょうか。
チョコミントは数年前までは定期的に出てくる、私にはごく一部の人が好む際物商品というイメージでした。
ところが、ここ数年は各コンビニもキャンペーンを打ち出しており、にわかに表舞台に躍り出たような印象があります。
少し前になりますが、ファミリーマートの商品をいくつか試食する機会がありましたので、実際に試食してみた感想も交えながら、皆さんに紹介したいと思います。
チョコミントフェア|ファミリーマート
https://www.family.co.jp/company/news_releases/2025/20250609_01.html
○ザクザクきわだつチョコミントクランチ
→ チョコミント感が最も強め。口内の清涼感が印象的。
○カントリーマアムミニ チョコっとミント
→ チョコは控えめ。ミントがメイン。
○チョコミントドリンク
→チョコ感もミント感も控えめ。さっぱりしたチョコドリンクという印象。
○とろけるチョコミントクッキー
→ミント感は控えめ。少しミント感のするチョコクッキーという感じでしょうか。
○チョコミントメロンパン
→チョコ感もミント感も強め。クリームとチョコチップの濃厚さを感じだすとミントがそれを爽やかにし、肩透かしを食らったような感じが・・・。
これだけ試食しましたが、チョコとミントが合うという感覚を得ることはできませんでした。
「スーッとするのが良い」とチョコミント好きは評しますが、その魅力は残念ながらわかりませんでした。
個人的にはしみチョココーンのような含浸タイプや、ガトーフェスタ ハラダのグーテ・デ・ロワ ホワイトチョコレートのようなタイプやホットチョコレートが好みなので、チョコは濃い味の方が良いと思っている節があります。
チョコミント好きにはファミリーマートが最も良いようですが、
他のコンビニは以下のようなラインナップです。
ローソン
https://www.lawson.co.jp/lab/tsuushin/art/1505467_4659.html
セブンイレブン
セブンイレブンは商品数は多いですが、フェアとしてサイト上でPRしていないようでした。
・7プレミアム チョコミントアイス
https://www.sej.co.jp/products/a/item/450008/
・7プレミアム チョコミントバーマルチ
https://www.sej.co.jp/products/a/item/450144/
・明治 エッセル チョコミント
https://www.sej.co.jp/products/a/item/450516/
・7プレミアム ワッフルコーン チョコミント
・赤城 チョコミントバー
・BSカップサンフランシスコミントチョコ
チョコミント商品はこのように多数上市されており、熱狂的なファンを惹きつけて止みません。
2025年7月2日発行の日経MJ3面にSBNR(無宗教型スピリチュアル)に関する記事が掲載されており、「推し活」「サ活」もその実践の一種だとありました。
SBNR的実践の広がりが「心を満たす消費」を求める消費者心理を喚起し、熱狂的なファンを作り上げるようです。
熱狂的なチョコミントファンは、もしかすると「SBNR的実践者」なのかもしれません。
推し活やサ活と同様、心を満たす体験として「偏愛商品」が支持されているようです。
他の偏愛商品としては、個人的にはジャスミンティーが思い浮かびます。
ジャスミンティーは香りの好き嫌いが分かれますが、コンビニのお茶には必ずラインナップとして揃えられており、リピート率の高さが想像できます。
好みが細分化していると言われて久しいですが、個々の偏愛が「心を満たす体験」に昇華されていく傾向にあるようですので、さらに深く分析することの重要性が増しているようですね。
まずは、みなさんの食に関する偏愛を共有することから始めてみてはいかがでしょうか。
SBNR
Spritual But Not Religious
宗教的な枠組みによらず、日常の中で意味と豊かさを見出すライフスタイル
出典:日経MJ(2025年7月2日発行)3面








