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Let’s travel abroad in the kitchen!

category : メールマガジン2021 2021.3.31 

花の便りが北上する季節になりました。
ポカポカと暖かい日は、外に出てお散歩したくなりますね。

さて、コロナの影響が続く中、新たなストレス発散方法や家での楽しみ方等、それぞれに新たな気付きがあったのではないでしょうか。
海外旅行にしばらく行けないと思うと非常に悲しいですが、スーパーや海外輸入食料品店等に、非常に多くの海外の食品、調味料等が並んでおり、安く簡単に海外の食品や料理を味わうことができます。
ある意味良い時代を生きているようにも感じます。

しかし、お店で売られている海外商品も限られており、私自身、海外ロスを埋めるために何が必要かを考えた結果、キッチンで海外旅行をしよう!という思いに至り、作る計画を練っております。
そこで何点か作ってみたい料理を見つけましたので、下記にリストアップさせていただきます。

<料理>
●カレリアン・ピーラッカ(フィンランド)
ライ麦粉で作られた無発酵の生地を薄く伸ばし、牛乳でやわらかく煮たお粥を包んで、舟形にしてから蒸気をかけて焼き上げた食事パン。
バターや茹で卵を混ぜて作ったペーストも上にトッピングするようです。

●ジョロフ・ライス(ガーナ)
鶏や牛の肉と野菜をトマトのスープでピラフのように炊きあげる料理。
香辛料としてクミンや唐辛子等も入れ少しスパイシーな味わいのようです。

●ショットブラール(スウェーデン)
ミートボールにクリームソースをかけ、マッシュポテトや酸味のあるコケモモジャム、グレービーソース等が添えられる料理。

<お菓子>
●クレームシュニッタ(クロアチア)
サクサクパイの生地の間にカスタードとメレンゲを合わせたクリームを挟み、更にホイップクリームを乗せる、クリームたっぷりのお菓子。

●パパナシ(ルーマニア)
カッテージチーズ、卵、小麦粉などで作るルーマニアの伝統的な揚げ菓子。
最後にサワークリームとジャムをたっぷりトッピングしていただきます。
現地では、「スムントゥナ」というコクと酸味のあるクリームを使うようですが、入手できないようですので、生クリームとサワークリームを混ぜて代用。

●シェチェルブラ(アゼルバイジャン)
クルミと粗糖のザクザクしたフィリングを砂糖なしのクッキー生地でくるんだお菓子。
餃子のような見た目をしていますが、表面には専用のピンセットで作られた独特な模様があり、イスラム教でよく用いられる幾何学模様が施されているそうです。

ほとんど容易に手に入る原料で作る事ができると思います。
私と同様に気になる料理やお菓子があった方は、一緒にキッチン旅に出かけてみてはどうでしょうか。

世界の料理を本格的に作るとなると、種類によってはスパイス等の材料を揃える必要があり、少し費用がかさむ場合もありますが、ステイホームの楽しみとして、一からこだわって作ってみるのも楽しいかもしれません。
行ったことのない国の料理の味は、どのレシピや製品が正解かは実際にはわかりませんので、コロナが収束した後に現地に答え合わせをしに旅行するのも、また新たな楽しみとなるのではないでしょうか。

参考資料
世界の郷土料理辞典 誠文堂新光社
世界の郷土菓子 河出書房新社
e-food.jp HP:https://e-food.jp/recipe/

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