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食に関する時間短縮

category : メールマガジン2019 2019.2.28 

テクノロジーの発展によって昔に比べて生活は便利になっているのに、まだ時間的余裕がないと感じている現代人は多いようです。
そこで、食に関して時間短縮ができるのかを最新のIT技術などからピックアップしてみました。

■調理時間の短縮
・スマートキッチン家電
電子レンジ、冷蔵庫などの調理家電の普及によって、調理時間の短縮は昔と比べて飛躍的に向上しています。
しかし、ご承知の通り、IoTやAI技術によりスマートオーブン、スマートコンロなど優れた調理器具がどんどん開発され、さらなる時短の向上がうかがえます。

その1.スマートキッチンスケール
パンやケーキなどを作る際の素材のスマート計量秤。
本体である秤にボールを乗せ、画面の指示に従って素材を入れていき、適量になったら知らせてくれる。
その後、画面で指示された次の素材を順番に入れていく。
レシピや素材の適量値は、インターネットから入手する。

その2.スマートフライパン
肉の素材の内部温度を測定し、フォークなどを刺して試してみる必要がなく、スマホで内部温度、ひっくり返すまでの推定時間、焼き上がりまでの推定時間などを教えてくれる。

等、気になったものを上げましたが、数えるとキリがありません。

■外食などでの時間短縮
・スマートレストラン
定義は様々ですが、スマホなどでのメニュー事前注文、注文やサービスの無人化、厨房のロボット化、会計時の顔認証決済 などを組み合わせて店舗をできる限り無人化する。

■食事時間の短縮
・完全食
漫画のドラゴンボールででてくる仙豆を思い浮かべてください。
必須栄養素(糖質・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル・食物繊維など)を過不足なく補える食品のことで、手軽に摂取できるグミ状のタイプ、水に溶かすなどして飲めるパウダータイプ、ドリンクタイプなどが開発されています。
これにより食事時間が一気に短縮できます。

■その他
・ゴーストレストラン
実店舗をもたないバーチャルレストラン。
既設レストランなどのキッチンの空き時間で間借りし、そこで調理後、デリバリーやケータリング。
注文やデリバリーには、インターネットを利用する。
店舗開業までにかかる時間短縮、初期投資が少なくて済むのがメリット。

以上、IT技術を「食」に取り入れたフードテック(foodtech)という言葉がある通り、時間短縮の向上だけでなく、便利な世の中になり暮らしがどんどん楽になっていくはずです。
反面、食自体が「生きるためだけの行為」となってしまい「楽しむ」といったことが無くなってしまうのではないかと懸念もしてしまいます。
「食の楽しさ」を忘れずにしたいものです。

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