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「まかない」の多様性

category : メールマガジン2014 2014.8.30 

まだまだ暑さが続きそうですが体調管理にはお気を付けください。

数カ月前、外食企業における人材不足がマスコミで
大きく取り上げられていたのは記憶に新しいと思います。
かなり以前から首都圏の飲食店では、
外国人労働者に頼らざるを得ない状況となっていますが、
今回ご存じのとおり大手外食チェーンが人材不足により
店舗の休業や閉鎖に追い込まれていることが驚きでした。

人口減少、景気の改善傾向により人手不足は深刻化しています。
そういった状況の中、外食企業としてコストをあまりかけずに
人手不足を少しでも食い止める魅力的なコンテンツの一つとして
『まかない』の有効利用を提案したいと思います。

そのお店で働いている者でしか食べられない限定感が
なんとも言えない魅力の一つなのは間違いありません。
ただ、まかないメニューの充実に力を入れ過ぎると
想定している以上にコストが圧迫されてしまいますので、
その点は、ロスになりそうな原料の有効活用や従業員に
一部負担をお願いする等創意工夫が必要になってきます。

また、上記でも述べた充実した『まかない』メニューを
実際に堪能できる【まかない飯グランプリ】といった大会が
福岡県地域活性化事業の一環として開かれているようです。
URL:http://chikugo-nanakoku.jp/makanai/

エントリーしている各メニューを見てみると
具材をのせるだけでいかにも『まかない』っぽいものもあれば、
『まかない』のイメージを覆す手の込んだものも結構あります。
ただ、『まかない』という魔法の言葉を見てからメニューを見て
しまうと通常の1.5倍~2倍美味しそうに感じるのは私だけで
しょうか?

まだまだ『まかない』について色々と調べてみると
【まかないプロジェクト】という企画にいきつきました。
URL:http://makanai-project.com/
企画の趣旨としては、アイデアと社食を物々交換しましょうとい
うこと。
要は、社食を持てない小さなベンチャー企業が、
飲食店舗に自分たちの得意とするアイデアを提供してお手伝い
する代わりに、その飲食店の手軽で美味しいまかないを頂くと
いうシステムのようです。
まだまだ企画自体も始まったばかりのようですが、
うまくいけばランチの仕組み自体を変えることにもなるのでは
ないでしょうか?

『まかない』は、昔はかなり閉鎖的なものでしたが、
今後上記のような様々な事業に繋がる可能性も
秘めているように今回調べて感じました。

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