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付加価値

category : メールマガジン2011 2011.9.1 

とあるテレビ番組で大阪の一般の方にインスタントみそ汁を飲んでもらった時のやりとりがおもしろかったです。

インタビューワー:露骨に味噌汁サーバーから注いで、
「おいしいですか?」
試食しているおっちゃん:間髪入れず、
「ちょっと出汁が薄いなあ・・・」
インタビューワー:両手で商品を持ち上げて、
「インスタントなんですけど、1杯1000円するものなんです!」
試食しているおっちゃん:もう一度飲んで見せて、
「あぁ、後味がなんか上品やわー」

と、確かこんな感じのやりとりでしたが、なぜ評価が変わったのか?これが大阪人らしさ?

私は、これこそが、人は脳で情報を食べているということではないかと思いました。
今のは『価格』という付加価値情報を後で食べたので、評価が変わったのでしょう。
思い起こせば、自宅のフライパンは、取っ手のところに中華料理の鉄人の名前が掘り込んである鉄鍋なのですが、重いしメンテナンスも面倒なのにテフロン製の軽い鍋に変えず重宝している自分に気づきました。

どのような『付加価値』をPRすれば受け入れてもらえるのか・・・。
商品→値段の順ではなく、ベクトルの向きを逆にしたコンセプトとして、『お値段以上♪~○△□♪』『プライスレス』などがすぐに思い浮かびました。
後者はやや抽象的でぼやっとしてますが、耳につくコンセプトなので、覚えてもらうコピーとしてはベターと思います。このような覚えてもらいやすい(=共感してもらえる)付加価値が重要なのでしょう。

付加価値を付けずに従来の安売り競争をしていては、TPP後(※)の海外からの日本進出に飲み込まれてしまうかもしれません。
明日からではなく今から、切り開くための一歩を踏み出しましょう。
デリコは新しい付加価値を見つけるお手伝いをいたしますので、どうぞご活用ください。

(※)環太平洋戦略的経済連携協定:現状で日本のTPP参加はまだ決定してません。

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