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GMPマーク

category : メールマガジン2012 2012.10.1 

厚生労働省が今年3月に「GMPマークを目印に健康食品を選びましょう!」という記事をホームページ上に掲載しました。
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/dl/kenkou_shokuhin_gmp.pdf

健康食品を買う時に、メーカー名や価格で、なんとな~く購入している人には良い知らせなのかもしれません。

GMPとは、Good Manufacturing Practice(適正製造規範)の略で、原材料の受け入れから製造、出荷まで全ての過程において、製品が「安全」に作られ「一定の品質」が保たれるようにするための、製造工程管理基準のことです。
(医薬品においてはすでに義務付けられています。)


米国ではFDAが示したcGMP(current GMP)を2010年8月末までにDietary Supplement製造者に対して取得を義務付け、cGMPを取得しない工場での製品は、2010年秋から販売を禁止するということになっています。

しかし現状は、相当数の健康食品が未取得のままで販売されているようです。
ある企業が、GMP を遵守しなかったため、製品の差し押えを受けました。
その影響で、その製品の年間売上に相当する金額の1000億円を超える、大きな損失になったそうです。

東南アジアなど、日本の近隣諸国でも関心が高まっています。漢方製剤(日本では健康食品扱いのもの)を香港に輸出をしようとするときにはGMPが求められています。

日本では現在、「取得するほうがよい」という推奨程度で、保健機能食品にも義務付けはされていません。

また、GMPを認証する機関が現在2つあり、認証レベルに差があるようです。

ちなみにFDAの規範をモデルとしている厳しい基準のほうで取得している企業のほとんどは、輸出を中心に考えている企業が多いそうです。

健康食品に関しては、日本は世界に取り残されているように感じます。

医薬品ほどではないですが、ふつうの食品に比べて、健康に影響を与えるものです。

トクホやモンドセレクションなどの「マーク」に弱い私としては品質が保証されているものを選びたいと思います。

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