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世界一辛い唐辛子

category : メールマガジン2016 2016.6.30 
6月に入り、じめじめした蒸し暑い季節になってまいりました。
暑い季節になると冷たいものが食べたくなりますが、
そんな暑さを辛さで乗り切るのはいかがでしょうか。
今回はとっても辛い唐辛子についてお話します。

みなさん世界で一番辛い唐辛子はなんだと思いますか。
お菓子で有名になったハバネロでしょうか?
はたまた、ジョロキアでしょうか?

実はどちらも違います。
2013年のギネスブックによると
アメリカで栽培されていた『キャロライナ・リーパー』
という唐辛子が1番辛いと言われています。
日本語に訳すとキャロライナの死神だそうです。

ちなみに
2位
トリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラー
3位
ナーガ・ヴァイパー
4位
トリニダート・モルガ・スコーピオン
です。

ハバネロは1994年に、ジョロキアは2007年にギネス1位でした。
この先どこまで辛くなっていくのかわかりません。

その順位は何で決まっているのか、
辛さの単位【スコヴィル値】がありその数値の高さで決まります。
【スコヴィル値】とは唐辛子に含まれるカプサイシンの量を表す単位で
昔の計測方法が「唐辛子のエキスを何倍の砂糖水で薄めたら、辛味を感じなくなるか」というものでした。
人が実際に試して行われていたそうで、正確さに欠けるものでしたが、
今はより正確に唐辛子に含まれるカプサイシンの量を量る測定機にかける方法などが用いられているそうです。

では、世界一辛い唐辛子『キャロライナ・リーパー』は【スコヴィル値】がいくらぐらいなのでしょう。
なんと約220万SHU(スコヴィル)だそうです。
それがどれぐらいの辛さなのか、他の唐辛子の数値を出してみます。

・しし唐は約0SHU

・鷹の爪は約3万~5万SHU

・ハバネロは約10万~35万SHU

・トリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラーは約146万SHU

2位のトリニダード・モルガ・スコーピオンの1.5倍辛い、
約220万SHUという数値をだした『キャロライナ・リーパー』はとても辛いという事がわかります。
辛すぎて口にした瞬間に気絶してしまうといわれているようです。

『キャロライナ・リーパー』は通販サイト等でパウダー、ソース、種、苗等で売られていたりします。
輸入される量が少ないのか、はたまた人気なのか、すぐに売り切れるようです。

また唐辛子ではないですが、スコヴィル値の中で一番辛いものは「純粋なカプサイシン」です。
スコヴィル値は約1600万SHUで
そのカプサイシンの結晶を瓶に詰めて販売している商品があったりします。
(世界999個限定で販売)
その商品は食べるためではなく、観賞用として
カプサイシンの結晶を詰めている瓶をさらに透明の箱にいれての販売だそうで、
瓶を開封することは勧めていないそうです。

今回辛い唐辛子を紹介しましたが、辛さと言ってもわさびのような辛さが好きな人や
辛いものが全く食べられない人もいます。
自分自身にあった辛さで楽しむのが一番いいと思います。
辛い唐辛子をおためしになりたい方はとても危険なので自己責任でためしてみてはいかがでしょうか?

*農作物ですのでスコヴィル値・順位は資料により異なります。
参照URL
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%AB%E5%80%A4
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